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あつまんま発ファンイベント「あつま国際雪上3本引き大会」参加レポート
Date : 2018.04.13
厚真町の挑戦者と応援者をつなぐファンメディア「あつまんま」では、厚真町のお祭りやイベントなどに参加して、ディープでリアルな厚真町を体験するファンイベントを継続的に開催していきます。
第一弾は、冬の一大イベント「あつま国際雪上3本引き大会」でのファンイベント。真冬の厚真町を肌で感じた1日をレポートします。
総勢16名、「チームあつまLOVE」結成
「雪上3本引き」は、雪の上で3本の綱を使用して綱引きをする厚真発祥のウィンタースポーツ。1チーム8人編成で、同時に3本の綱を引き合い、先に2本を引ききったチームが勝利となるシンプルなルールです。どの綱を何人で引くかは自由。相手の動きを見ながら駆け引きするため、体力と判断力、チームワークが求められるスポーツです。
昨年あつまんまサイトで参加メンバーを募集し、札幌近郊から3名の大学生と2名の社会人が参加。厚真町の地域おこし協力隊、地域おこし企業人、エーゼロスタッフが加わり、計16名のチームになりました。チーム名は「チームあつまLOVE」。
会場は町の中心地にある、かしわ公園野球場。第11回を迎える今大会には町内外から46チームのエントリーがあり、選手や観客を合わせて600人以上の人が集まりました。
初めてトライして実感。意外と楽しい!意外と深い!
競技が開始し、チームあつまLOVEの初戦が始まりました。
主審の合図で両チームが一斉に綱に向かって走り出しました。より早く綱にたどり着いて綱を引き始めることが勝負のカギとなります。
はじめは優勢な試合運びをしたものの、気づくと2本の綱は相手陣地へ。あっという間に勝負がついてしまいました。
試合は1セット1分間×3セット制、2セット先取したチームの勝利。
気を取り直して第2セットへ。
雪の上で転がりながら必死に綱に食らいつくも、どんどん引きずられていきます。そして試合終了のホイッスルが。早くも2セットをとられて、チームあつまLOVEの初戦は終了。
あっという間の試合展開でしたが、試合中は大盛り上がり。全体力を使ってメンバーは大健闘しました。
その後はテントに戻り暖を取りながら他のチームの試合を観戦。競技に参加したメンバーからは、「ルールは簡単なのに、意外と奥深い」「動画で見るよりおもしろい」といった声が。
続いて、第2試合へ。コートへ向かうメンバーからは「勝ち負けよりも、イベントを楽しもう!」と、和やかな空気が流れます。
第2試合スタート。コツをつかんだのか、第1試合とは見違えるほど、たくましい3本引きが繰り広げられました。青の綱を引ききり、すぐ他の2本へ移動するよう指示が飛びます。
残りの2本をめぐり選手が激しく移動する大混戦となりますが、制限時間の1分が過ぎ第1セット終了。制限時間内に引ききれなかった綱は、より多く引き込んだチームのポイント。判定の結果、僅差で相手チームに軍配が上がりました。惜しい!
競技メンバーも、応援メンバーも「次こそは!」という気持ちで第2セットがスタート。
青の綱を男性陣が素早く引き、まずは1本。横では赤の綱がぐいぐいと相手チームに引かれていきます。諦めることも肝心の3本引き。赤の綱を捨て、全員で緑の綱を取りに行きます。この綱を引けば念願の初勝利。あと1本!
わずかに相手チームに分があるものの、全員で引けば十分に巻き返せる距離。応援にも熱が入り、大きな歓声が響きます。しかし、相手チームが綱を引き込み、低い重心で固定されてしまい、簡単には動かせず試合終了のホイッスルが。
こうして「初勝利」は、相手チームに捧げられる結果となりました。
知らない町が、知っている町になり、知り合いができた
結果は予選リーグで敗退。しかしイベントはこれで終わりません。続いて、お待ちかねの昼食タイム。
用意されたのは3本引き名物、雪上ジンギスカン。この日は日中の最高気温が-3℃、朝6時の気温は-15.4℃と、強めの寒波が到来していましたが、厚真町民のジンギスカンにかける思いは氷点下なんてなんのその。会場では各チームがテントを張り、それぞれに炭をおこしてジンギスカンを楽しんでいました。
気温こそ低いものの風はなく、晴天が広がるジンギスカン日和。厚真名物「あづまジンギスカン」や持ち寄った食材に舌鼓を打ちました。
共に3本引きに挑戦したメンバーは、すっかり意気投合。会話も弾み、町民とも親睦を深めていました。実際に足を運び、イベントに参加したからこそ繋がる縁があったようです。
実際に町に来て参加したら、感じるものがたくさんあった。また来年も参加したい。
参加したメンバーに感想をお伺いしました。
札幌在住の大学生Kさんは「すごく楽しかったですが、とても疲れました。事前にインターネットで動画を見てから参加しましたが、想像していたよりもずっと激しいスポーツでした。」。
札幌在住の大学生Mさんは「町民レクリエーションみたいなのを想像していましたが、町外からもたくさんのチームがエントリーしていて驚きました。こんなに盛り上がっているイベントだとは 知りませんでした。3本引きという競技自体も、イメージしていたよりもおもしろかったです」。
札幌在住の会社経営Mさんは「厚真が『全然知らない町』だったのが、『少し知っている町』になりました。今後、厚真の名前を聞いたら注目するようになるし、足を運びやすくもなりましたね。
町民の方ともたくさん話すことができて、町の雰囲気がわかりました。こうしたイベントや観光の情報はインターネットでいくらでも手に入ると思いますが、実際に来て参加してみたから感じることがたくさんありました。夏のお祭りも来てみたいですね。3本引きは、ぜひ来年も参加したいです。そして、次は1勝したいです!
あつまんま発リアルイベント第一弾は、寒さも忘れるほど、地域の人たちとともに大いに盛り上がりました。今後、あつまんまでは、さまざまなファンイベントを企画していく予定です。ぜひリアルな厚真を体験しにご参加ください!