岡山県

西粟倉

にしあわくら

ちょっとワルでも面倒見るで。働いた後の美味い酒、ぱーっと飲もうや

西粟倉で森の間伐・切り出しなどを手がけてきた岡田林業が、林業作業員を募集します。「まったくの素人でも全然大丈夫やから。あと、ちょっと悪さしてたくらいの子の方が、活躍するかもしれん(笑)」そう話すのは、社長の岡田昌俊さん。林業会社と思いきや、運送業も手がけ、今度は農業にも挑戦したいという岡田林業。学歴・経験は関係なし。一生もんの仕事を身につけたいあなた、岡田林業のアニキたちと一緒に”西粟倉の漢”になりませんか。

 

食いっぱぐれない仕事、未経験から教えたる

朝8時、インタビューに伺ったのは西粟倉村の隣、美作市の山にある岡田林業の作業場。山道を登りながら、まず社長の岡田昌俊さんにお話を伺いました。

– 人を採用したいということですが、どんな募集なのか教えていただけますか。

昌俊:まずは、林業やりたいっちゅう子にきてほしいね。山に入って木を伐って、それを運び出す仕事。5人で会社をやっとったんやけど、1人力がついたからいうて独立した子がおるんよ。ほんで人が足りないようになってしまって。学歴とかには一切こだわらんし、林業経験全くない子でも全然かまへんから、やってみよういう気のある人はおらんかなと。

都会にいる子でも、家も探してやるし、気持ちがあれば一人前になるまで育てたろう思ってる。独立するいうくらいの気概できてもらったらええかと。

– 昌俊さんご自身も12年前に独立して、岡田林業を作られたそうですね。ここまでどんな風に歩んでこられたんですか。

昌俊:僕は出身がここ(西粟倉の大茅地区)で、高校出てから地元の工場で働いとったんやけど、最初は林業は興味なくて。とにかく「トラックに乗りたい」って思っとったから、森林組合の運送とかを手伝ってたんよ。けど、気づいたら林業するようになって。25年間くらいは森林組合におったんやけど、だんだん自分でやりたいと思うことも出てきて、ほんで独立したんです。辞めんといてくれって、だいぶ反対されたけどね。それが40くらいのときだな。

– 昌俊さんからみた林業の仕事の魅力や、岡田林業のよさって、なんでしょう?

昌俊:山は手入れをせんと、どんどん荒れていくでしょう。ここにもそういう山がたくさんあるからね。それが綺麗になっていくんだから、気持ちがいいよね。

あと僕は関わった子は食べてける人間になってほしいと思っとるんです。林業はスキルを身につけたら、食いっぱぐれないやろ。山はたくさんあるから、林業作業士は求められてるし。70歳とかまで働けると思うな。

うちの会社に来たら、やる気さえあれば経営ノウハウもどんどん教えるから。言い方は悪いけども、ただサラリーマンとして使われとるだけじゃ、育たんと思うしな。

– 入社したら、まずはどんな仕事から覚えていくことになりますか。

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昌俊:まず最初の3ヶ月位はチェーンソー持って、木の伐り方は覚えなきゃいけんね。3人くらい入ってくれれば、1人ずつ、緑の雇用でちゃんと研修も受けさせて、必要な資格も取らせたるし。それから機械に乗るイメージやな。本人にやる気さえあれば、いずれは現場全部を見れるような、親方ができる腕にしたろうと思っとります。

 

“岡田ファミリー”のONとOFF

20分ほど山を登っていくと、作業現場が見えてきました。機械が並ぶ中で作業をされていたのは、現在入社10年目の岡田和也さんと、5年前から仕事に携わる山田佳紀さん。作業の合間をぬい、お二人も交えてお話を伺いました。

– 和也さんは、お父様(昌俊さん)の仕事する姿を見て育ったと思いますが、最初から林業をやりたいと思われていたんですか。

和也:いや、高校卒業する前の春休みにここでバイトはしよったけど、卒業したら林業とは関係ない道に進もうと思って、大阪にある専門学校に行ってました。でも学校行ったら面白くなくて(笑)。会社が創業して12年なんで、親方とは実質創業から一緒にやってきたかんじで。仕事は全部親方に教えてもらいました。

– 山田さんは、岡田林業にくる前から林業に関わっていたんですか。

山田:いや、ここにくる前は運送とか、土方をやってた。前の仕事辞めたときここが忙しかったけん、始めは手伝いでトラックに乗りよって、それから林業もするようなって。

お2人とも、最初から林業をやろうと思われていたわけではないんですね。岡田林業の魅力って、どんなところにあると思いますか。

山田:親方は、現場のことは全部任せてくれとる。安全面のことは言うけど、現場の段取りや流れとかいうのは別に何にも言わんけん、こっちがやりやすいように段取りできる。

– 昌俊さんは、そういう方針でここまでこられたんですか。

昌俊:仕事はある程度の技術がついたんなら、ほぼ任せるようにしてきましたわ。言われるのを待つだけやったら、絶対にそれだけ時間が遅れるし、育つもんも育たんしな。みんなで連携しつつ、自分たちでどんどん考えて動けよと。休憩なんかも、決まった時間にとるんやなしに、自分たちがしんどい思ったときに休憩せいって言うてます。

– 採用された人は、和也さんのもとで仕事を覚えていくと伺っていますが、どんな人に入ってきてほしいですか。

和也:うーん。元気な子やね。

山田:あと、体力はある程度ないと。

– 昌俊さんは、どんな人が岡田林業に合うと思いますか。

昌俊:まあ、ちょっと尖っててっていうんでも構わへんで。林業っちゅうのは1人でできるもんやないから、勝手なことしたり、変に頭だけで考える、こだわる子は困るけども。ヤンキー系というか、ちょっと悪してたくらいの子の方が活躍するかもわからん(笑)

 

– 仕事が終わってからも、一緒に過ごされることはあるのでしょうか。

昌俊:ごはん食べ行ったりはするな。Iターンで来た子とかは、やっぱり1人暮らしで栄養が足らんことがあるわな。体こわして仕事続けられんことのないように、一緒になんか食べ行こや言うたり。みんなで飲みにいくときは、普通にどんちゃん騒ぎ。飲めへんでもええけど、酒飲めるほうが楽しいかもしれへんね(笑)

あと、魚釣りなんかしょっちゅう行くよ。年に1回旅行に行くんやけど、それはもうほんまに朝から晩まで飲み放題。大阪行ったときなんか、カニやら焼き肉やら食べて通天閣行った後、新地でみんなでぱーっとやりましたわ(笑)。去年は金沢、今年は丹後半島に行ったな。

– 何だか本当の家族みたいで、楽しそうですね!

昌俊:僕は、岡田林業は会社といいながら家族、ファミリーと思ってる。あと、一緒にやっていく上ではコミュニケーションが一番やと思っとるな。でもファミリーや言うたけど、必要以上のことには口出しとらんのよ。今度きてくれる子も、ムリヤリ仕事続けさせるんやなしに、林業やりながら続けていくかは自分で考えてくれりゃええと思ってます。

 

山だけやない。西粟倉全体に貢献できる会社に

作業中の2人にお礼を告げ、再び昌俊さんに話を伺いました。

– 西粟倉で初めて暮らす人にとっては、生活全般のことは気になると思います。給与、住環境については、どのように考えていらっしゃいますか。

昌俊:最初は日給になるけども、慣れてきてそれなりに仕事もできるようになったら、月給にするっちゅう相談にも乗りますわ。ほんでうちはやる気と実力がちゃんとあれば、給与は上げてもええと思っとるんですよ。そうじゃないと、家族ができたら絶対困るから。

住む場所も、こっちで手配するし。単身の子やったら、研修期間は村内の人と一時的に一緒に住んでもらうこともあるかもわからんけど、基本は西粟倉の隣の大原あたりで、家は確保するように動きます。通勤するにも車で30分くらいやろうし。最初車がなければ、迎えにいくこともできるしな。

– 昌俊さんからみたこの辺りの地域のよさって、どんなところにありますか。

昌俊:住みやすさだと思いますね。季節も感じられるし。ご近所から野菜もらったりとかも日常茶飯事ですわ。70歳とかでも畑で一生懸命野菜を作られて、近所の人に分けてくれる人もおるし。託児所なんかもあるから、将来的に家庭を持ったときに子育てしやすい地域やと思いますね。

– 企業としては、これからは林業だけでなく、農業も手がけて行きたいそうですね。事業の柱になるくらいまで育てたい、というお話も伺っていますが、詳しく教えていただけますか。

昌俊:これから、農業も絶対やらないけん時代がくると思うんです。西粟倉でも、担い手がいなくなって畑も荒れてきてるところが多い。うちには若い人間がいるんで、その子らを育てながら、地域貢献もしていけたらいいと思うんです。若いのが、例えば地域のボランティアなんかに行くようになれば、地域の活性化にもつながると思うしな。

会社としても、特に雨の日で山に入れんときには、農業ができたらと思っとる。土壌とか気候でいうと、ほうれん草やチンゲンサイ、いちごとかを育てようかって話をしてます。林業を覚えながら、農業していけるところなんてあんまりないと思うから、そういったこともしたい子がいればええな。

あと、土地はうちで用意できるんやけど、農業のノウハウがある子が今はいない。林業をやりたいって子はもちろんのこと、林業はまったく知らんけど、農業のノウハウはあるって人も、ぜひ来てほしいね。

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– 最後に、来てくれる人へのメッセージがあればお願いします。

昌俊:せっかく来るんやから、西粟倉に馴染んでいってほしいね。ほんで、岡田林業でやってみたいって気概さえあれば、最初は分からないことばかりでも、手が遅くても大丈夫やから。西粟倉の岡田林業っちゅう家族の一員として、一緒に育っていけたらと思うな。

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