岡山県

西粟倉

にしあわくら

「諦めきれない、その想い。」 西粟倉ローカルベンチャースクール2018受付開始。

諦めきれない想い。あなたはありますか?例えば好きなことで稼ぐこと。自分だから出来ること。あの人を笑顔にすること。地域で稼ぐこと。ずっと心にある事業アイデア。閉じ込めていた夢。

誰かがあなたに「無理だよ」「やめておいたほうがいいんじゃない?」と言ったとしても、諦めきれない想いを起点に事業を立ち上げる方を、西粟倉ローカルベンチャースクールでは募集します。

その舞台となるのは岡山県の最北端の西粟倉村。可能性を諦めない力で前に進む西粟倉村で、あなたの諦めきれないその想いを今、カタチ=事業にしませんか。

 

「ローカルベンチャースクール」とは。

本題に入る前に、この記事を書いている私の自己紹介をさせてください。私はエーゼロ株式会社の林と申します。西粟倉ローカルベンチャースクール(以下:西粟倉LVS)の運営事務局を務めています。京都府出身で大学進学から東京へ引っ越し舞台美術や映像美術、映像制作、NPOを経て2年前の2016年から西粟倉に転職、移住しました。まだ西粟倉村に関わった期間は短いですが、本当に濃い日々です。もちろん悩むこともあります(とても沢山!笑)、しかし柔軟で大胆な役場の方々はじめ村の人々にいつも背中を押されるように前に進ませてもらっています。西粟倉LVSは、毎年エントリーされる方と地域の本気が合わさり、化学反応のような出来事に溢れながら展開していくのですが、この過程を一番近くで見ながらいつも心揺さぶられ伴走させてもらっています。

今年のキーワード「諦めきれない、その想い」です。この想いを持つ方に届くよう、これまでと今年の西粟倉LVSを伝えてさせていただきます。

 

さて、自己紹介が長くなり失礼しました。本題の西粟倉LVSに移ります。

今年で開催4年目になる西粟倉LVSとは「西粟倉村での創業や新規事業を立ち上げたい方を募り、村総力戦でブラッシュアップ。村として応援する事業者の発掘を目的に実施するプログラム」です。

対象者は?スケジュールは?具体のプログラムは?細かく説明は後ほどしますが、まずは西粟倉LVSの大切にすることを伝えたく、昨年西粟倉LVSに集まった方の中から何名かをご紹介します。

まずは、岡野真由子さん。

昨年度の西粟倉LVSで唯一の支援事業認定者です。

真由子さん(と、いつものようにお呼びします)は、乳幼児の教育に長く携わり、アメリカで出会ったモンテッソーリ教育に感銘を受け多くの子ども達の成長を支えてこられました。旦那様が村に転職することを機に西粟倉に移住し、一度はモンテッソーリ教育から離れましたが、やはりモンテッソーリ教育を学べる場所を立ち上げたいとLVSにエントリーされました。

真由子さんは起業をしたことはありませんでしたが、プレゼン発表される内容からは「モンテッソーリ教育がやりたい」という強い想いと、子どもたちへの愛がありました。その想いと愛に吸い寄せられるように共感や、応援、真由子さんの事業の実現を望む声が集まっていきました。

最終選考会当日の観客席では、真由子さんを応援するお母さんたちの多くがお子さんを抱っこして参加されていたことも印象的でした。

こうして、自分の強い想いを掴み、周りの人と繋がりながら西粟倉での事業立ち上げを決めた真由子さんは西粟倉村支援事業者に認定されました。

その後2018年4月から週に2日の教室をはじめ、今ではニーズも高まり開催数を週に3日に増やしました。真由子さんの元には嬉しそうに子どもたちが通っています。

 

昨年度の認定者は真由子さん1件でしたが、エントリー数は7件。

ということは、当たり前ですが真由子さん以外にも西粟倉LVSに集まった方々がいらっしゃいます。

その中から「想いの存在」や「西粟倉でそれをやる意味」の根っこの部分を確認する一次選考を通過し、最終選考に残っていたお二人ご紹介させてください。

一人目はぐっさんこと、西口直樹さん。

西粟倉在住で、自伐林家としての起業を目指してエントリーされました。

ぐっさんはブラッシュアップを続ける中で木々の種苗生産や山の再生事業など、様々なプランが出る中で行き着いたのは「ただ自分は幸せな自伐林家になりたい。その為に全国の自伐林家さんのもとで修行したい」でした。そして西粟倉LVSは辞退、今年の4月から村を出て修行の旅に出られています。

採択に至らず、しかもプログラム内でのブラッシュアップ中に村を出るという決断をした。起業促進、移住促進の施策としては疑問の声もあるかもしれませんが、「これがやりたいことだ!」と決めて一歩踏み出したぐっさんを西粟倉LVSは心から応援します。自分の本音とその声に応える道を選んだことは本当に素晴らしいと考えています。

プレゼンテーションするぐっさん

二人目はまるちゃんこと、丸山寛子さん。

彼女は料理研究家を生業にして、東京に拠点を持ちながらも地域でも活動の場所を探していました。まるちゃんはとても熱心に村に何度も通いながら、ヒアリングや事業ブラッシュアップを重ねました。しかし最終的には、不採択となったのです。

不採択の理由は、「採択してしまうと、まるちゃんのやりたいことが出来ない」と判断したからでした。

「まるちゃんが心からやりたいことはなんだろう。」

「まるちゃんが一番のびのびと、イキイキと出来る未来はなんだろう。」

それをイメージした時のまるちゃんの姿は、東京を拠点にしつつ全国を飛び回り出会った食材や生産者さんに感動しながら、料理や食べることの楽しさを伝える姿でした。

プログラム期間の3ヶ月間、事務局はコーディネーターとしてエントリー者にずっと伴走しています。対話を繰り返し、一緒に悩み、考えるのがコーディネーターの役割です。

まるちゃんのコーディネーターだった私個人としても、採択を目指して最終プレゼンテーションするまるちゃんを前にすると、不採択となることは正直苦しい感覚もありました。(選考は西粟倉村役場がされるので、事務局はその場に居て見守るしか出来ません)それでもまるちゃんの本質的に目指すことに目を向けると、採択すると西粟倉に縛ってしまうという判断にようやく心が追いつきました。

不採択となったその後まるちゃんはというと、今も西粟倉に3ヶ月に1度程は訪れイベントをしたり、東京で西粟倉の食材を使ったイベントを実施してくれています。

なにより毎日イキイキと自分の気持ちに素直に事業を進められているように見えます。

今では、不採択の判断が出来てよかったと思っています。

まるちゃんが企画する都内でのイベント

ぐっさんやまるちゃんは採択とはなりませんでしたが、採択された人や採択された事業と比べてどうとかではありません。もちろん、何か劣っているものはありません。

採択か、不採択かは、その人の本質において、西粟倉で新たな事業を立ち上げることを応援するのがベストかどうか、村役場やメンター陣が真剣に向き合い決断されます。その為、最終選考会での議論はおおよそ延びてしまいますが、この議論の中は「この人が本当にしたいことはなんだろう」「採択はこの人を本当に幸せにするか」「村に来ることで縛ってしまわないか」「これは心から実現したい事業だと思うか」そんな議論の末、最後に採択、不採択を決めていきます。

このような視点で選考がされる西粟倉LVSなので、参加者の皆さんには3ヶ月間「自分」に向き合い、そのうえで「事業」を見い出していくプロセスを歩んでいただきます。

「その人が心から求めていること、本質」というブレない土台のうえにある事業でないと、持続発展する事業にはなりにくい、その人にとっての幸せには繋がらないと考えているからです。

西粟倉ローカルベンチャースクール2018とは。

それでは具体的にプログラムの内容についてお話します。

エントリー対象者の条件は2つあります。

1つ目は「自分の諦めきれない何かをビジネスを通して実現させたい方」であること。

2つ目は村内外問わず、西粟倉村を拠点として起業、もしくは新規事業を立ち上げたい個人、もしくは企業です。新規事業の立ち上げなので、社内起業や村で新規ビジネスを立ち上げ支社を出したい企業※も対象となります。

※「企業」と表現しましたが、エントリーされる事業のリーダーとなる「人」が重要で、その方に西粟倉LVSに参加いただくことになります。

エントリー頂く方々は、西粟倉村として応援しますよ!という事業者=「西粟倉村認定の支援事業者」を目指すことになります。

支援事業者となった方の中で、代表者や事業担当者が都市部からの移住が伴う場合は地域おこし協力隊制度が活用でき、年間約340万円(内、100万円は直接経費)を最大3年間スタートアップ資金として活用することができます。またフォローアップは資金面だけでなく、月に1度程面談の機会も予定しております。

村内で採択された方も、支援事業者となることで3ヶ月に1度程(翌年度より約3年を想定)はヒアリングをさせていただきながら、現状の確認やその後の事業展開を一緒に模索する機会を設けていきます。

プログラムのメイン期間は10月から12月の3ヶ月間。

書類選考を経て、一次選考会(10月13~14日(土日))、一次選考会を通過した方々は個別ブラッシュアップ、そして最終選考会(12月1日(土))となります。

エントリーまでの流れの詳細はWEBサイトを見ていただければわかるので割愛します。

ただ、プログラム全体を通して(特に一次選考会とブラッシュアップでは)様々なインプットやアウトプットを繰り返します。役場職員の方々や、ビジネス経験のある方々を「メンター」と呼んでいますが、この方々から3ヶ月は沢山の問いを投げかけられます。しかしそのメンター達の中に答えはありません。問いかけをもらい続けることで、自分自身で自分の中の答えを探していきます。

また西粟倉LVSのチーフメンターとして毎年支えていただける力強い存在として、Team♡KATSUYAの勝屋久さん、勝屋祐子さんご夫妻に関わっていただいています。

このお二人にその人の「本質」をどこまでも丁寧に問い続け、見続けていただきます。

そうして自分自身と事業をブラッシュアップし続け、最終選考会で最後のプレゼンテーションを行います。そのプレゼンテーションに対して支援事業者と認定するかどうかを決める選考会が実施されます。

 

少しでも関心のある方は。

もし少しでも関心のある方が居れば、以下のどれかのアクションをしていただけると嬉しいです。

①プレエントリーをする

②一度村に来てみる

③とにかく問い合わせてみる

 

①プレエントリーをする

こちらからプレエントリーをしてください。そこから募集要項やエントリーフォーマットを入手し、まずは書類作成をしてみると自分の今の考えの整理も進むかも知れません。

②一度村に来てみる

村に来られることは是非一度ご検討ください!強くお薦めします。

ご自身の事業アイデアがより活かせるフィールドであるかを確認したり、どんな人が西粟倉で暮らし働いているのかを体感してください。事前にご連絡いただければ、村内のご案内や今のアイデアをお伺いするなど相談等(全体で約3時間程度を想定)も受けさせていただきます。

③とにかく問い合わせてみる

色々とこれまで書きましたが、やっぱりわからならないことばかりだと思います。

是非一度ご連絡ください。東京出張もありますのでもしご予定が合えば東京でお会いしてお話することも可能です。

ぜひぜひお気軽にご相談ください。

②③に関するご相談はこちらからお願いします。

連絡したから、会って話したから、村に行ったからエントリーしなければいけないなんてことはありません。

あなたが一番望む未来の為に、西粟倉村や西粟倉LVSがどう関われるか、どう活きるかを一緒に考えさせてください。

西粟倉村は1500人の小さな山間の村です。

そんな人口も少ない小さな村にも関わらず、毎年事業が生まれ続けています。事業が生まれることで、また新たな事業が生まれる可能性が吹き出します。

そんな連鎖が続く村は変化も多く、面白さだけでなく壁にぶつかることもあると思います。

しかし、自分の本質に向き合いながら、そして自分の未来に触れる実感を持ちながら暮らし働けるこの村は、喜びも大きく生きている実感に満ち溢れています。

まだ見ぬ、諦めきれない想いのある方に西粟倉でお会いできることを心から楽しみにしています。

西粟倉ローカルベンチャースクール2018 WEBサイト

https://www.a-zero.co.jp/lvslll-nishiawakura-lvs

メールマガジン

いきるが、ひろがる。Through Me Magazine をお届けします。